
お子さんがまだ小さいうちは、靴選びって難しいですよね。
自分で履いてみるのと違って足にピッタリ合っているかどうかがわからなくて難しい・・・
ここでは子どもの靴選びの基本として押さえておきたいポイントやを紹介しますね。
このページで紹介する情報はネットの寄せ集め情報ではありません。
実際に私が0歳からの子どもの靴選びで訪れた多くの店の中で出会うことができた、
・子どものファーストシューズ専門店の店長
・子ども靴某メーカー勤務歴10年以上の店員さん
・石川県内のシューフィッター
・累計3万人以上の子どもを見た経験がある幼児教室の先生
に教えてもらった情報ですので、ぜひ皆さんもお子さんの靴選びの際にお役立てくださいね。
目次
子ども靴の選び方で押さえておきたいポイント
まずは基本として、どんなお子さんにも共通する『子どもの靴選びで知っておきたいポイント』を2つ紹介していきますね。
サイズは足のサイズ+0.5~1cmがベスト!
0歳〜5歳くらいまでの子どもの足は、すぐにサイズが大きくなっていきます。
理想として言われているのは、子どもの足のサイズ+0.5~1.0cmの靴のサイズです。
このサイズが理想だと言われているのは、
「子どもの足は骨が柔らかいので
足のサイズぴったりだと、走ってつま先に重心がかかった時に変形してしまう」
「靴下を履いた時の厚みが0.1~0.4cmほどある」
のが理由です。
逆に大きすぎるサイズもよくありません。
子供の足はまだつま先の感覚が鈍いため、
大きすぎる靴を履くとつま先で踏ん張ることができず、すぐに転んでしまいます。
また、走った時に足を抜きづらいため、
外側にまわして足を抜くような奇妙な走り方の癖がついてしまう子もいるのだとか。
それほど、幼い子どもにとっては靴選びというのは重要なものなんです。
こどもの将来を思えばこそ、
常に足に合った靴を選んであげたいですよね。
子どもの足の成長は早いので、
おおよそ2~3ヶ月に1回は靴の見直しを行っていきましょう。
ここまで、子どもにとっての靴のサイズの重要性をお伝えしてきました。
とはいえ、メーカーによって靴のサイズというのは微妙に異なるものですから、
実際にお店で履いてみて、外から押してみて窮屈そうな箇所がないかを見てあげるのが良いでしょう。
足のサイズを測る時は、立てるお子さんは必ずまっすぐ立った状態で計測します。
家にこのような計測器があれば、定期的に足のサイズを測ることができるのでオススメです。
こちらはネットで販売されている最安(2022年9月調べ)の商品です。
ファーストシューズから小学校くらいまで長く使うことができるのが嬉しい!
最近は100円ショップでも取り扱いが始まっていますが、
お店によっては置いてなかったり、計測できるサイズ幅が小さかったりしますし、
何より子連れで広い店内から1つの商品を探すのって大変!
100円ショップでは108円(税込)でお店に行く手間探す手間+ガソリン代がかかりますが、
ネット通販なら123円をポチるだけで勝手にポストに届くのでお手軽ですよ。
足首がしっかり固定できるものを選ぶ
子どもの靴は、かかとに合わせるのが基本と思ってください。
なので、どのメーカー・サイズでも、
かかとをしっかり合わせられるようにマジックテープ足首を固定できる商品が多いです。
また、年齢が低ければ低いほど、子どもの足の骨は柔らかく変形しやすいです。
靴の中にはふわふわとした柔らかい素材のものもありますが、
その素材の靴が合っているのは、歩く距離も時間も短いファーストシューズまでなんだそうです。
しっかりお散歩ができるような年齢になると、
柔らかい素材の靴は、かえって子どもの足の骨に負担をかけることになりますので、
お店に行くと、必ずしっかり足首を固定して歩きをサポートしてくれるタイプの靴をおすすめされます。
足首をしっかり固定できる靴の特徴として、
・踵周りが押しても全然潰れない硬さがあるもの
・こどもの足の成長に合わせてマジックテープで足首周りを調整できるもの
が良いです。
保育園への通園が始まると、自分で着脱しやすいようにと、
履き口がゴムで伸びるようになっている靴を選ばれる方もいらっしゃいます。
確かに着脱はスムーズになりますが、
調節できる靴よりは足首への負担は大きくなります。
お子さん自身が「自分にピッタリ」を学習する機会にもなりますから、
着脱しやすいマジックテープタイプの靴を選ばれるのがベターです。
子どもの靴は通販は避ける!お店で実際に履いて選ぶのがベター
子どもの靴に限らず、靴は製造メーカーによって同じサイズ表記でも履き心地が全然違います。
確かに通販では店舗ではなかなか見ないようなオシャレなデザインの靴もあります。
でも、一番大事なのは「子どもの足に合っているかどうか?」ということです。
特に子どもが小さい間は、靴のサイズは非常にセンシティブな問題となってきますので、
できるだけお店で履いてみて、できればお店の中もぐるっと一周歩いたりちょっと駆けたりしてみて、
ちゃんと子どもの足に合っていることを確認してから買うのがおすすめです。
実際にお店で靴を履いた時に親が見るべきポイント
小さなお子さんは自分が感じていることをまだ完全に正確に伝えられません。
ここでは、実際にお店で靴を試着した時に親が見るべきポイントをお伝えしていきますね。
靴を履かせるときにきつくないか?
まずはじめに、子どもを座らせて靴を履かせる時に見ておきたいのが、
「かかとがスムーズに入るかどうか?」
という点です。
もちろんガバガバ過ぎてもいけないのですが、
靴を履かせる時点でかかとがスムーズに入らないということは、
その時点ですでにその靴は小さいということがわかりますので選択肢から外しましょう。
正しい靴の履かせ方をしてマジックテープをとめる
正しい靴の履き方をご存知ですか?
子どもの靴は「かかとに合わせる」が基本でしたね。
これを実現するための方法が以下の通りです。
①まず、靴にお子さんの足を入れたら、
地面または親の手のひらに1〜2回コンコンとして、かかとを靴にフィットさせます。
②その状態でマジックテープを留めます。
③最後に立たせてみて、足首がしっかり覆われていれば完成です。
目安としては、歩いたり走ったりした後に、
かかとに親御さんの指が入らない状態ならOKです。
あんまり足首がガチガチに固められていると走ったりジャンプががしづらいので、
数ミリ程度の少々のゆとりはあると良いです。
でも、親御さんの指がすっぽり入ってしまう場合は、
明らかにかかとが合っていません。
もう一度正しい靴の履き方で、しっかりかかとを合わせてあげましょう。
立たせた時につま先や足の甲はどうなっているか?
次に正しい靴の履き方をしたお子さんをまっすぐ立たせてみます。
立たせた時につま先の親指がどこにあるか、靴の上から押してみましょう。
言葉がわかる年齢なら、「親指ちょっと動かしてみて〜」など
子どもにも協力してもらうとやりやすいですね。
親指の位置が靴のつま先から0.5~1.0cm程度に収まっているかを確認しましょう。
また、小さい子供はほとんどの子が甲高です。
なので、立たせてみた時に、
つま先だけではなく、足の甲が窮屈になっていないかも合わせて確認しておくと良いでしょう。
靴に対する子どものテンション
靴を履いている時のお子さんのテンションも重要です。
幼い子どもは、気に入らないものは本当に履きません・・・!
子どもが小さいうちは親が主体になって靴を選ぶことになりますが、
子どもが靴を履く当事者であることは忘れないようにしましょう。
靴の売り場に行った時には、
まず見て回る中で子どもの表情を見ながら、
子ども自身がどんな靴が好きなのかリサーチしましょう。
そして、実際に合う形の靴を探す段階では、
できるだけお子さんの好きな色・デザインの靴の中から試着を試すようにしていくと良いですね。
形はいいけど子どもが気に入るデザインがない!そんな時は・・・
2~3歳くらいになると、子どもの自我の芽生えやイヤイヤ期によって、
親が選んだ靴を履いてくれないという問題も出てきます。
しかし、ここでデザイン重視で足に合わない靴を選んでしまってはもったいない!
子ども靴は、メーカー各社がこぞって色々な種類・デザインの商品を販売しており、
そんな子ども靴が多く揃えられている店舗もここっと石川では紹介しています。
時間に余裕がある時に、ぜひ大型店に足を運んで
たくさんの靴の中からできるだけお子さんの足に合う形かつお子さんの好きなデザインを選ぶようにしましょう。
それでも、なかなかお子さんの足にあった形かつ好きなデザインがない場合は、
・中敷きに好きなキャラクターのシールやアイロンプリントを貼ってあげる
・ゴムの部分に好きなチャームを付けてあげる
など、オリジナルでカスタマイズしてあげるのも良いでしょう。
チャームはチャラチャラしたものだと歩行に妨げがありますので、
手芸屋や通販でも手に入る、布製のワッペンを縫い付けてあげると安全ですね。
数百円で色々なキャラクターのワッペンが手に入りますので、
・サンリオキャラとディズニープリンセスのコラボ
・トーマスと戦隊ヒーローのコラボ
など、オリジナルだからこそできるアレンジをしてみても楽しいですよ!
お子さんも好きなキャラがたくさん詰まった「自分だけの靴」となれば、
喜んで履いてくれるのではないでしょうか?
あくまで足の形に合っているかどうかを重視して靴を選べると良いですね。
ズバリ!おすすめのメーカーは・・・
色々と靴の選び方を紹介してきましたが、
みなさん気になるのは「結局どのメーカーがおすすめなの?」ということですよね。
大前提として「試着して合うのが一番」というのはあるのですが、
統計的に日本人の足の形に合っている靴として知られているメーカーがあります。
それが、「ASICS(アシックス)」です。
商品にもよりますが、サイズ展開は11.5cm~26.0cmまであるので、
ファーストシューズから大人まで幅広く愛用することができるシューズメーカーです。
もちろん、同じASICSのシューズでも合う合わないがありますので、
「ASICSは日本人に合ってるんでしょ〜」
と気軽に通販で購入するのではなく、
実際にお店でASICSのどの商品が自分のお子さんの足にフィットするかを
確認してからご購入くださいね。
石川県内の子ども靴が売っているお店一覧
石川県内で子ども靴を購入できるお店をまとめました!
・Parade(パレード)
参考Paradeの店舗情報や売っている靴の種類はこちら
・靴流通センター
・FIT HOUSE(フィットハウス)
・GREEN OBX(グリーンボックス)
・SHOE PLAZA(シュープラザ)
・ABCマート
・赤ちゃん本舗
・イオンスタイル子ども靴売り場など
まとめ
子どもの靴選びは本当に難しいです。
しかし、「足育」という言葉も出てきている通り、
子どもの全体重を支える足を大切に育むことは非常に大切です。
ぜひ今回紹介したポイントを抑えて、
お子さんの足にピッタリな靴を探してみては如何でしょうか?